人気ブログランキング |
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

インドでどうでしょう(2)-1 バラナシ

2001.3.5 旅9日目

 今日は6:00AMすぎに起床した。7:00AMすぎに早速にも「バラナシ」駅へ歩いて向かった。ホテルから駅まで15分くらいかかったが、小学生達がニコニコと登校しているシーンにほのぼのした。駅の窓口で拙い英語力でなんとか「アーグラー」行きのキップを購入できた。アーグラーと言えば、あの有名なタージマハールがあるところだ。インドの建物といえばこれを思い浮かべる人がほとんどだと思う。時間は17:25PM発で何と寝台列車だ!乗ったことないから今からわくわくである。
 僕らは一旦ホテルへ戻った。そして早々にもチェック・アウトした。荷物だけはとりあえずロビーで預かってもらうことにした。(荷物を持ちながらの観光はしんどいという理由で預けたが、これがのちに悲劇を生むことになる)僕らはサイクルリクシャーという日本でいう人力車に交渉してガンジス河付近まで乗せてもらった。
d0066442_2032524.jpg

 ガンジス河手前で降ろしてもらってからは街をウロウロしていた。ガンジス河へ出るまでにはごちゃごちゃした住宅街というか商店街を通っていかなければならない。その途中で一人の少年が声をかけてきた。
「どこから来たの?」
「日本だよ」
「日本のどこ?」
「大阪っていうところだよ」
すると少年はこう答えた。
「モウカリマッカ?ボチボチデンナ」
これには2人とも参った。こんな場所でまさか大阪弁をしゃべるインド人に会うとは思わなかった。それも子供だ。少年としばらく話をしているうちにガンジス河へ案内してくれるとのことで、へこへこと僕らは彼のうしろについていった。このへんは狭い路地裏がたくさんあって迷路みたいに入り組んでいる感じだ。途中僕らの前を野良牛がゆっくりと歩いていた。あまりにもゆっくりと歩いているので少年は牛のおしりを蹴っていた。この光景は面白かった。なぜならインドでは牛は神聖な生き物として扱われているからだ。だからインド人は牛肉も食べないし、ましてや牛を殺したり、粗末には扱えないのである。それなのに少年は平気で牛を蹴っていたもんだから結構面白かった。
d0066442_19533456.jpg

 ようやく路地裏を抜け出た。そこにはあの有名なガンジス河があった。たくさんの人が沐浴していた。それにしても河の幅が広いこと。水は汚そうだった。いろんなものが浮いていた。途中、シートみたいな布にくるんであったが溺死した死体が普通に寝かされていた。こ、怖っ!
d0066442_1954618.jpg

 僕らはガンジス河へ来たら絶対に「マニカルニカガート」(火葬場)を見ようと決めていた。よくインドの本とかにもガートについての体験が載っているからだ。地図を見ながらようやく発見した。キャンプファイヤーのような感じで、交互に組まれている木が燃えていた。その中で死体も一緒に焼かれていた。死体を焼く人は2人くらいいた。カメラ撮影は絶対禁止で、もし撮影したのがバレたらカメラを壊されるかフィルムを抜き取られる危険があるらしい。怖いのでじっとその光景を目に焼き付けた。焼かれてる場所の横には次の死体が布をかぶせて待っていた。火の勢いが強かったのかあまり中はよく見えなかったが、この光景を見ながら人生について少し考えてしまった。ここガンジス河で死んだら輪廻転生、つまりまた何かに生まれ変わるというのだ。そう思うと今、とても神聖な場所に来ているんだなぁ・・。
 しばらく眺めていたら管理者の一人がこちらへ歩み寄ってきた。
(うっ、何か言われそうやな。何か嫌な予感がする・・。)
 彼は僕らにここのガートについて語りだしてきた。適当に相槌をうっていたら、途中から話がそれてきた。つまりは、毎日たくさんの死体を処理しているが、そのためには木がたくさん必要なんだということらしい。でもその木は手前で用意できる程の半端な量じゃないため、みなさんからチャリティーとしてお金をいただいているとのこと。つまり、金を払えということだ。あなたの気持ちはわかるが僕らのような貧乏旅行者には払えないよ。
「すいません。今お金持ってないんです。ホテルに置いてきちゃって・・。」とウソをついた。そしてすぐにその場を逃げた。
d0066442_19552235.jpg

by heartfield | 2005-12-13 20:04 | バックパッカーの旅日記(1)